円安が続く日本、影響と対策は?

お世話になっております、運営事務局です。

FX投資をしている方は特に意識されているかと思いますが、ニュースで円安について連日取り上げられています。

特に本日4月13日は20年ぶりに1ドル126円を突破しました。20年ぶりは驚きですよね。

「円安が進むとどのような影響があるのか」「今私たちは何をすべきなのか」
よくわからないという方もいらっしゃると思いますのでここでは円高・円安についての簡単なおさらいと共に、懸念点と対策についてもお話していこうと思います。

 

円安・円高とは?

円安とは「他の通貨に対する円の相対的価値が下がっている状態」を指し、円高はその逆です。

例えば1ドル200円だったレートが
・1ドル300円になれば「円安」
・1ドル100円になれば「円高」となります。

※わかりやすいように大げさにご説明しております。

円を基準に考えて
・前者の場合は「200円ではドルを買うことができない」→円の価値が下がっている→円安、
・後者の場合では「200円で1.5ドル買うことができる」→円の価値が上がっている→円高、
と考えていくとややこしくありませんので、分からなくなったら数字を当てはめて考えてみてください。

そして現在は「円安」が進んでいる状態にあります。
3月28日には一時1ドル125円台をつけ、これはなんと6年7月ぶりの円安ドル高水準でした。

そして、本日4月13日は126円を超えて、実に20年ぶりです。

為替(FX)をしている方はイメージしやすいかと思いますが、円安ドル高というのは「円を売ってドルを買う人が増えている」ということの表れです。

円が売られてドルが買われている要因としてはウクライナ情勢の緊迫によって“有事のドル買い”が見られることに加え、アメリカがインフレを抑えるために利上げを発表したために日米の金利格差が拡大したこととされています。

有事の○○買いというのは、世界経済に影響を与える戦争や災害、○○ショックなどの経済危機が起きた場合に株などの目に見えない資産がリスク回避のために現金化されることで起きる動きのことで、以前はドルだけでなく円も値上がりする傾向にありました。

こういった状況下でドルが値上がりする理由としては「世界の取引シェアが大きく、基盤通貨として投資の軸となっているため」、円が値上がりしていたのは「日本が世界最大の対外純資産国である」とされていたためでした。

しかし、先ほどもお話ししたようにアメリカがインフレを抑えるために利上げを発表したために日米の金利格差が拡大し、今後も拡大を続ける見込みであること・資源高騰により資源のない日本は赤字が続いていることから今回は”有事の円買い”は起きず、むしろ円安が加速する事態となっているのです。

 

わたしたちの生活に与える影響について

一般的には「円高が進むと輸入関連産業にはプラスで輸出関連産業にはマイナス」、「円安が進むと輸入関連産業にはマイナスで輸出関連産業にはプラス」と言われています。

つまり、日本の経済的にはどちらにせよメリット・デメリットがあると言われていますが日本では生活していく中での多くのものを輸入に頼っているため、国民の日常生活への影響も懸念されています。

ただでさえ、原油価格などの資源高騰・小麦などの原材料の価格高騰により値上げラッシュが続いている中でのさらなる追い打ちとなりますのでその影響は想像以上に大きなものとなるはずです。

それぞれの値上げは「数十円」と小さなものであったとしても生活必需品が軒並み値上げしてしまえば日を追うごとにその影響は大きくなることは容易に想像できます。

軒並み値上げしている中で、給料を始めとする収入が増えないとすれば生活を少しずつ苦しいものになっていきます。

実際に、日本の平均給与は1997年をピークに減少し、一時期よりは取り戻したもののピークよりも数十万ほど少ないのです。にもかかわらず、消費税を始め税金は上がっていますので今回の値上げを加味せずとも、生活は苦しくなっていっているというのが現実なのです。

 

わたしたちができる対策とは?

投資は危険というイメージをお持ちの方はまだまだ多いですが、「投資は資産が減ってしまうかもしれない」「円で生活していけば問題ない」と切り捨てて何も行動しないというのは結局、一定のリスクがあるのではないかと思います。

当然、投資をすれば安心・安全というわけではありませんが、こうした値動きを始め世界の動きにも敏感になり早く対応することができるようにもなりますし、“投資をしているからこそ守れる資産”は存在します。

複数の収入源を持ち、資産の全てをまとめておくのではなく、複数に分けてそれぞれを運用していくというのはやはり最善の選択なのではないでしょうか。

年齢や境遇を理由に始めるのをためらう方もいますが、人生百年時代いつ始めても遅くはありません。
むしろ、一刻も早く始めることがこの先の人生に大いに役立っていきます。

この先の人生をより豊かに過ごすためにも、想像もしていないような事態が起きたときにも自分で自分を守ることができるようになるためにも資産形成の重要性を改めて理解していただき、今できることに力を入れていきましょう。

どんなことから始めればいいかわからない場合は、ぜひお気軽にご連絡ください。
状況や希望に合わせてぴったりの資産形成をご提案いたします。

それでは引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

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